TITLE「ミスタア・ロバーツ」

  •  
2016/03/20
カテゴリ:ヒューマン, 戦争

戦場から遠く離れた場所での人間模様を描いた戦争映画だ。

舞台は第2次世界大戦下1945年、南太平洋の海軍貨物輸送船。

貨物係のロバーツ中尉(ヘンリー・フォンダ)は仲間たちの信頼を集めながらも、退屈な毎日に飽き飽きし、前線への転属願いを出し続けていた。

威張りちらし横暴な艦長(ジェームス・ギャグニー)はヤシの木の鉢植えを溺愛していた。

お調子者の洗濯係のパルヴァー(ジャック・レモン)は、艦長に一泡ふかせてやろうと爆弾を仕掛けようとするが、誤って洗濯機を爆発させてしまい、自分が泡だらけになってしまった。

ロバーツの良き相談役の軍医長(ウィリアム・パウエル)は、医療用アルコールに消毒液の赤色を少し加えスコッチウイスキーもどきを作り、女性海軍兵士をもてなそうとした。

キャラクター描写が秀逸で、それぞれに魅力的だ。

それもそのはず、名優たち夢の共演なのだから。

「アパッチ砦」「間違えられた男」「十二人の怒れる男」など、数多くのハリウッド作品に出演した名優ヘンリー・フォンダ(ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダの父親)、「民衆の敵」「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」など、ギャングから歌って踊るエンターテナイナーまで、何でもこなせる演技派俳優として活躍したジェームス・ギャグニー。

この二人の喜劇交じりのバトルはこの映画最大の見どころ。

有能で正義感があり部下への思いやりのあるロバーツ中尉と、権力をふりかざし部下をいびる艦長。

のっぽのフォンダとちびのギャグニーの凸凹バトルは笑いがこみ上げる面白さだ。

また、本作で助演男優賞を獲得したジャック・レモンは、その後「お熱いのがお好き」に起用され、ビリー・ワイルダー監督作品の常連となる。

この作品での評価がレモンのキャリアに大きく影響したことは言うまでもない。

ラストは切ない中にも新たな勇気の誕生があり、さわやかな感動を呼ぶ。

男たちの友情を描いた良作です。

 

マーケティング部A子

 

詳細はこちら

作品検索

ENTRY

ページトップへ