TITLE「リトル・ロマンス」

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2016/02/11
カテゴリ:ヒューマン, ラブロマンス, 青春

この映画、本当に大好き!!なマーケティング部A子です。

初DVD化の時(2003年)にこの作品を担当して以来久しぶりに鑑賞したが、良い作品は時が経ってもやっぱりいい!

幼い恋人たちのキラキラまぶしいくらいの純粋な恋に、胸がキュンキュンしっぱなし。

思春期の子供たちにも是非見てもらいたいが、汚れっちまった大人にこそ観てもらいたい、どこかに忘れてきた大切な物を見つけたような、そんな気持になれる素晴らしい作品だと思います。

A Little Romance

『明日に向かって撃て!』『スティング』で知られる名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督が13歳の少年少女のみずみずしい恋を描いた1979年の作品で、当時まだ無名だったダイアン・レインを見出し、主演に起用した。

このダイアン・レインがなんとも愛らしく可憐でとんでもなく魅力的だ。

この才能を見出したジョージ・ロイ・ヒルの手腕は見事としか言いようがない。

そしてこの二度と戻らぬ少女時代の輝きをフィルムに収めてくれた監督に感謝だ。

 

パリ郊外でタクシードライバーの父と暮らす少年ダニエルはある日、ベルサイユ宮殿で、パリ滞在中の美しいアメリカ人の少女ローレンと出会う。映画好きのダニエルは、「ローレン」の名を聞いて、自分は「ボギー」だと答える。

~これはもちろん、世紀のカップル、ハンフリー・ボガートとローレン・バコールを指している。こういった映画ネタが随所に散りばめられ、映画ファンにはうれしい演出が盛りだくさん。~

ちょっと変わり者同士の二人はすぐに意気投合し、やがてお互い大切な存在であることに気が付いていく。

だが、ローレンは帰国することになり、あることを実行しようと心に決める。

それは、ふとしたことで知り合った謎の老人、ジュリアスから聞いた魔法――ベネチアの“ためいきの橋”の下で日没の瞬間にキスをした恋人たちは永遠に結ばれる――この≪サンセット・キス≫の伝説を実現することだった。

 

メトロのホーム、別れ際に「チュッ」とキスをされて大喜びする少年ダニエルのかわいさに思わず顔がにやけてしまったり、ローレンの浮気性の母親がご執心の嫌な映画監督に一発くらわすダニエルに胸がキューンとしてしまったり、成人映画のワンシーンを見て泣いてしまうローレンの初々しさに懐かしさを覚えたり、幼い恋人たちのプラトニック・ラブは、四十路女子の心にみずみずしい風を吹き込んでくれる。

 

幼い恋ゆえに障害は多く、家出同然でイタリア行きを試みる二人だが、国境を超えるには成人した大人が同伴じゃなければならない。

そこで大活躍するのが、ローレンス・オリヴィエ扮する老紳士ジュリアスだ。イギリスが誇る名優の登場が、この映画を高貴なものにしている。

 

DVDの映像特典として収録されているダイアン・レインのインタビューによると、当時映画のことも演技のことも何も分からなかった自分にとって、ローレンス・オリヴィエの存在はとても大きく、彼はダイアン・レインを「グレース・ケリーの再来だ」と世間に対し高評価を述べてくれ、それがとても嬉しかったのだそうだ。

最後の別れのシーンは本当に胸がいっぱいで、アドリブでジュリアス(ローレンス・オリヴィエ)に抱きついてしまったらしい。

ローレンスと絡むシーンのダイアン・レインの演技は本当に良くて、この別れのシーンなんてもう号泣ものだ。

 

ほろ苦い初恋にぴったりのせつなくノスタルジックな音楽がこの映画に色を添えていることは間違いない。

音楽のジョルジュ・ドルリューがアカデミー賞作曲賞を受賞しているのも納得だ。

 

”You could make it true.”

「伝説を真実に変えるのは君たちだ。」

そう、そういうことだ。

明日なき未来へ飛び出していった『明日に向かって撃て!』の監督ならではじゃないか。

なんとも粋でなんとも胸キュンなこの初恋物語を、全映画ファンに観てもらいたい!

そう願います。

 

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